Withailand (ウィザイランド)

AIの世界に足をそっと踏み入れた

画像生成AIで作った画像がはてなブログで使えないときの解決方法

ブログで記事を書くとき、記事の内容を伝えやすくするために本文内に画像を入れる方は多いと思います。でも、PixAI.Art等の画像生成AIで作った画像をはてなブログに貼ろうとしたけど、うまく反映されなかったなんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか。何か設定が間違っていたのではないかと不安になることもあるかもしれません。

安心してください。私もその壁にぶち当たりました。でも、打開できました。今回はその打開方法をご紹介します。

原因

まずは、はてなブログに画像を貼ろうとしたときに画像ファイルを選んだはずなのに反映されない原因について、ご説明します。

その原因は、対応してない形式のファイルだからです。十中八九そうだと思います。はてなブログのヘルプページには、

"はてなブログから投稿できる画像ファイルの形式は、JPEG、GIF(アニメーションGIFを含む)、PNGのいずれかです。1枚で、長辺が10,000pxかつファイルサイズが10MBまでの画像に対応しています。"

と、記載されておりました。(引用元:はてなブログ ヘルプ - はてなフォトライフを使う

ところが、画像生成AIアプリケーションが出力するファイル形式は、JPEGやGIFやPNGではないことがあるのです。例えば、私が愛用しているPixAI.Artの場合ですと、

画像が生成されたあとの画面で、雲と下矢印のマーク(オレンジ色で丸した部分)を押すと画像を保存することができますが、そうやって保存した画像は【.webp】という拡張子のファイルになります。WebP(ウェッピー)というGoogleが開発した画像フォーマットです。つまり、JPEGやGIFやPNGではないから、記事に貼り付けても内容に反映されないのです。

どうすればはてなブログに載せることができるようになるか

では、WebPでできてしまった画像をどうすればはてなブログの記事に載せることができるようになるかをご説明します。

簡単に言うと、「WebPからJPEGPNGに直せばいい。」ということになります。

方法は色々ありますが、パソコンやスマートフォンでは変換サービスやソフトウェアやアプリを使えばJPEGPNGに変換できます。

Androidで簡単に変換する方法

変換サービスを利用したり、新たにアプリをダウンロードするのは少し面倒臭いという方は、パソコンやスマートフォンにはじめから入っている基本ソフトウェア,アプリで乗り切りましょう。

私は現在、Android13のスマートフォンを使っております。Android13のスマホで変換する方法を写真付きでご説明します。

手順1:フォトアプリを開く

フォトという写真を見るアプリを開きます。フォトというアプリは、こんな赤,青,緑,黄色の羽根の風車のようなアイコンです。↓

手順2:ブログに使う画像を選択する

フォトアプリを開くと自分の取った写真がたくさん並んで出てきます。その中からブログで使う画像を選びます。載せる予定だった画像が出てこない場合は、画面下部の【ライブラリ】を押してください。

スマホのカメラで撮影した写真以外の画像が収納されているフォルダが表示されます。フォルダを開いて載せる予定の画像を探して選択してください。

手順3:画像の編集画面を開く

画像の表示ができたら、画面下部にある編集を押します。

手順4:補正を選択する

編集画面になりましたら、少しだけ画像を編集します。ここでは、簡単に画像がきれいに補正される【補正】マークを押します。画面下部にある3つの手裏剣のようなマークです。別に絶対に【補正】である必要はありません。ご自身の都合に合わせて編集してください。補正を選択した場合は、当然の事ながら若干色合いが元の画像から変わります。少しだけきれいな色合いなるので前向きに捉えてください。

手順5:コピーを保存を選択する

補正されたら画面右下の【コピーを保存】を押してください。これで、はてなブログでも使うことができるJPEG形式で保存されます。拡張子は【.jpg】になっております。

まとめ

いかがでしたでしょうか。そんなに複雑ではないんじゃないかと思います。これでPixAI.Artで生成した画像を、はてなブログに掲載することができるようになったはずです。下の画像は、私が実際にPixAI.Artで作った画像を上記の方法でJPEGに変換したものです。皆様も是非、試してみてください。

今回はだいぶAndroidユーザーびいきな説明だったのではないかと自分でも思いますが、今後余裕ができたらパソコンやiPhoneでの方法もご紹介したいです。

更新履歴

  • 2024年1月22日:タグを追加
  • 2024年4月17日:冒頭の内容を追記,記事の概要を追記,SNS向けタイトルを変更,タグを#注釈から#画像に変更

AIにロゴを生成してもらおう!

このブログをはじめてから、まだそんなに日が経っておりませんが、ブログアイコンはちゃんと設定しておいた方が、ブログの見栄えは良くなるはずですよね。

今日は、ブログアイコンとして設定するブログのロゴマークを、AIの技術を借りて、作ってみようと思います。

このブログのブログ名はWithailandです。できればこの文字列の全てをロゴにしたいところですが、イラスト生成用のAIによる文字列の生成についてインターネットで調べてみたところ、とても向いてないしうまくいかないということが読み取れました。私自身も実際に【Withailand】という文字列をPixAI.ArtやDreamでロゴにできないか試してみましたが、全くうまくいきませんでした。

でも、ハードルを思いっきり下げれば、生成できそうな気がします。具体的には、頭文字だけを使ったロゴマークならできそうな気がするということです。

というわけで、今回はWithailandの頭文字【W】を題材にしたイラスト生成AIによるロゴの制作をしてみます。

利用するAIアプリ

今回のロゴ作りで使用するアプリはWOMBO Dreamです。理由は生成速度が速いのと、プロンプトの入力とart styleの選択とArtwork sizeの選択だけで簡単にできるからです。AIに文字をデザインして描いてもらうのは結構難しいようですので、短時間で何度も生成を試せるDreamを選びました。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.womboai.wombodream

設定

ブログアイコン用としてロゴを作りたいので、画像のアスペクト比は1:1で生成します。Artwork sizeの設定を1:1を選べば大丈夫です。作風は色々試してみたいので、無料で使えるものをいくつか試してみようと思います。

適しているart styleを探る

ロゴの生成に適している作風と適していない作風があると思うので、まずは作風を絞り込んでみようと思います。Dreamでは作風はart styleという名前になっております。無料で使えるart styleも種類がたくさんあるので、まずは私の直感でかっこいいロゴが生成されそうなart styleを8種類選びました。

プロンプトはまずは簡単に3つだけにして様子を見ます。

logo, W, circle

だけです。【circle】を入れた理由は、ブログアイコンの枠の形に合わせる為に丸くしたいからです。

それでは、生成された画像の結果を以下に列べます。

 Ink v3

 Abstract v2

 Anime v2

 Comic

 Throwback

 Street Art

 HDR

 Vector

この8つの中からだと、Anime v2かStreet ArtかHDRが文字のロゴを作ってくれそうな感じがしました。この段階で文字をデザインの中に生成してくれたのはAnime v2だけでした。

この3種類のart styleをベースにしてプロンプトで指示してみます。

イメージをプロンプトに落とし込む

次はもっと私がイメージしたロゴを生成してもらおうと思います。わたしが求めているイメージは、以下のようなものです。

  • アルファベットの【W】がメイン
  • 色は2色か3色程度にしたい
  • 丸いデザイン

そして、これらが反映されるようなプロンプトを考えました。

((((logo)))),1word, the_word_is_"W",(W), 2colors_or_3colors,circle, no_background

このプロンプトで、Anime v2とStreet ArtとHDRart styleで生成してみます。

 Anime v2

 Street Style

 HDR

どの作風も一度ではうまく生成されなかったので、2〜6回ほどRegenarate(再生成)ボタンでやり直してこのような結果になりました。こうやって見るとHDRが一番うまく作ってくれそうな気がします。この後はart styleHDRに絞って、プロンプトを調整して、ロゴとして良さそうな最終候補を4つほど作ってみます。

最終候補4作品

候補① 

logo,1word, the_word_is_"W", 2colors_or_3colors,circle, no_background

候補② 

logo_type,plain,1word, word_is_"W", 2colors_or_3colors,circle,minimal, no_background

候補③ 

logo_type,simple,1word, the_word_is_"W", monotone,circle,minimal, no_background,only_"W"

候補④ 

logo,logotype,1word_only,the_word_is_"W",low_detail_design,wide_circle,simple_background,vivid_colored

最終決定

4つの最終候補ができましたので、この中からこのブログのブログアイコンにするロゴマークを選びます。③と④で迷いましたが、実際にブログアイコンとして設定してみたら、③は小さすぎて何が何だかわからなかったです。それなので、④に決定しました。【vivid_colored】という言葉をプロンプトとして入れたのに、思いっきり無視された色合いですが、なかなか思ったとおりにはいかない感じもAIでの画像生成の面白さな気もします。

更新履歴

  • 2024年1月22日:タグ付け
  • 2024年4月17日:アイキャッチ画像を変更,記事の概要を追加,SNS向けタイトルを変更

某バーガーチェーンの有名マスコットキャラクターをPixAI.Artで描いてみるチャレンジ

今日は、無料会員でも結構ちゃんとAI画像生成が楽しめるPixAI.Artというサービスを使って、某バーガーチェーンの有名マスコットキャラクターを描いてみようと思います。

なかなか有名なマスコットキャラクターであったにも関わらず、何故かCMからいつの間にか消えたいった彼を、AIの力を使って描いていきます。

有名とはいえ、もう十年以上CMには出演していないですし、お店の中でもその姿を見かけません。最近そのお店で食事をしたときに必死で彼の痕跡を探しましたが、トレーの上に敷かれる紙の隅っこににチラッと手だけイラストが描かれていました。そのくらいなので、もう若い人達にはピンとこないかもしれないですね。

PixAI.Artを超ざっくりと説明

PixAI.ArtはパソコンやスマホでAIに絵を描いてもらえるサービスです。私の場合はAndroidスマートフォンにPixAI.Artのアプリをインストールして手軽に楽しんでおります。

どうやって画像を生成させるかをざっくりと説明すると、AIに描いてほしい絵の特徴を、文字にして指示をする感じです。その文字による指示の事をプロンプトと言います。例えば、『プールにいる2匹の黒猫』を描いてもらうときは、【2cats】や【black】や【pool】といった文字(英単語やちょっとした英語)をプロンプトとして入力します。

そのプロンプトに、モデルと言われる作風の型を掛け合わせて画像を生成してもらいます。モデルと言われる作風の型は、はじめからたくさん用意されております。その中から自分の気に入った作風のモデルを選ぶことができるのです。

「このモデル(作風)をベースとして、このプロンプト(指示)に沿って絵を描いてちょうだい。」とAIさんにお願いする感じです。

それでしばらく待っているとAIさんが「できましたよ~。こんな感じに描けました。いかがですか?」と出来上がった画像を見せてくれる感じです。

無料にこだわると、生成されるまでなは数分〜数十分の時間がかかる仕様になっておりますが、それも何だか自分で捏ねたパンや陶芸の器が焼き上がるのを待っているみたいで、趣深いです。

自分が思い描いていたものとは違う絵が生成されても、画像のクオリティは高いので、私もはじめてこのPixAI.Artというサービスを試したときは、その出来栄えにかなり驚きました。

チャレンジのルール

何回も何回も試行錯誤を繰り返して、自分の追い求めている絵が生成されるまでチャレンジするのも面白いと思いますが、チャレンジする回数やパラメータの値にある程度縛りを設けて、その縛りの中でどれだけできるかを試すのもチャレンジの楽しさだと思います。自分の想像とは少し違った物を創造してくれることは、自分の想像の範疇を超えた新たな視点の提案かもしれません。それは予想外の感動だったり、自分の可能性を広げてくれるヒントに成り得るかもしれません。

という理由で、このチャレンジには以下の様な縛り(ルール)を設けることにしました。

  • 生成する回数:5回まで
  • モデル:Moonbeam
  • LoRA:1つも使用しない
  • 縦横比:512✕512
  • 画像枚数:単一
  • 解像度:1.0
  • ネガティブプロンプト:そのまま
  • Sampling Steps:17.0
  • Sampling Method:そのまま
  • CFG Scale:そのまま
  • 高優先度:チェックを外す

最小限のプロンプトで一度生成する

それではチャレンジを開始します。まずは、プロンプトで描いてもらう方向性を示します。某バーガーチェーンの有名マスコットキャラクターとは、どんなキャラクターかを一言で表すとすれば、『ピエロ』がしっくりくるんじゃないかと思います。ピエロは英語で【clown】なので、このキーワードを1番はじめに入力してみます。

その後、その結果をもとにプロンプトを追加して修正して再現度を高めていこうと思います。

一度目の結果

おしゃれな感じのピエロの画像が生成されました。出来上がりを見た上で、ここを直したいと思ったのは、

  • 髪の毛 → もっと真っ赤にしてボリュームアップしたい
  • 目 → もっと小さくしたい
  • 服 → 青色を無くしたい
  • 背景 → バーガー屋さんにしたい

なので、以下のプロンプトにして再度生成しました。

1clown, (clown:(hairstyle:big, wavy), (hair color:simply red), (eyes:small), (clothes:(color:yellow, red, white))(background:burger shop, store)

二度目の結果

こんな感じになりました。私が描きたいマスコットキャラクターは長身のおじさんピエロなのですが、だいぶかわいい感じになってしまいました。でも、色は理想通りになりました。それと背景が反映されてないです。なんでだろうとプロンプトをよく見たら、backgroundの前に【,】を入れるのを忘れておりました。たぶんそのせいだと思います。

それ以外に手直したい部分は、

  • 目 → もっと小さく
  • 服 → 赤と白の縞模様を再現させたい,黄色いノースリーブのツナギを着せたい

なので、プロンプトを以下の様に書き換えて再度生成にチャレンジしてみました。

1clown, (clown:guy, (hairstyle:big, regent, wavy, short), (hair color:simply red), (eyes:((((small))))), (clothes:(color:red, white), patern:barre), (coverall:(color:yellow), sleeveless), (background:burger shop, store)

三度目の結果

完全に遠ざかりました。もはやピエロ感がゼロに等しいです。服も黄色が無くなってしまいました。良くなったのは背景が描き出された事くらいですね。でもお店の雰囲気もちょっと違います。あと2回の生成で納得の出来栄えに持っていけるか心配になってきました。次の課題は、

  • 人物 → ピエロ感をもっと強く
  • 肌 → 白塗りに
  • 服装 → 色やデザインをもっと細かく
  • 店舗 → ファストフード店のように

プロンプトを以下の様に直して再度生成をしてみました。

(((1clown))), (clown:tall, man, (skin:white), (hairstyle:(big), (regent), [wavy] , (((shortcut)))), (hair color:simply red), (eyes:((((small)))), realistic), nose:red, lip:red), (clothes:coverall over long-sleeved shirt), (long-sleeved shirt:(color:red and white), patern:barre), (coverall:(color:only yellow), sleeveless), (background:burger shop, fast food shop, store)

四度目の結果

これも違いますね。完全に女子になってしまいました。おじさんになるように調整しないといけません。背景ももっとアメリカンな感じにしたいですね。

  • 女子 → おじさん
  • 髪 → 赤く
  • 肌 → もっと白塗りに
  • オーバーオール → 黄色に
  • シャツ → 縞々に
  • 背景 → アメリカっぽく

次は最後の生成になります。プロンプトは以下の様にします。頼む!うまく行ってくれ!

(((1clown))), (clown:tall, mister, old man, (((skin:white))), (hairstyle:(big), (((regent))), [wavy], (((shortcut)))), (((hair color:red))), (eyes:(((small))), realistic), (((nose:red))), (lip:red), (clothes:coverall over long-sleeved shirt), (long-sleeved shirt:(color:red and white), (((patern:barre)))), (coverall:(((yellow))), sleeveless), (background:burger shop, fast food shop, store, american, house)

最後の結果(五回目)

うわー、駄目でした。今回のチャレンジは失敗ですね。2回目の生成が一番近かったのではないでしょうか。

なかなか思い通りには行きませんね。もっと修行を積まないといけないなと思いました。

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